特定保健用食品(トクホ)に指定されている青汁

トクホとは?

特定保健用食品(トクホ)という言葉をお聞きされたことのある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。 特定保健用食品(トクホ)とは、その商品の効果に関する科学的根拠が提示され、有効性や安全性に関しての審査と消費者庁長官の認可を受けた商品のことです。

特定保健用食品に関して消費者庁の定義どおりに説明すると、「許可などを受けて、食生活において特定の保健の目的で摂取をするものに対し、その摂取により当該保険の目的が期待できる旨の表示をする食品」とされています。

具体的にどういうことかといいますと、許可された範囲内で商品の効果を表示することができます。 医薬品とは違い、病気の治療に直結するというわけではありませんが、一般的な健康食品と比較すると効果に関する科学根拠があるので、消費者が商品を選ぶ際の判断材料になるということがいえます。

トクホの青汁の効果

青汁に関してもこの特定保健用食品に認定されたいくつか商品があります。 トクホの青汁について詳しく見てみますと、キトサンが含まれた商品では、「コレステロールの吸収を抑えるキトサン配合の特定保健用食品」と効果が書かれています。

ちなみいにキトサンとは、カニやエビなどの甲殻類の殻に含まれる「キチン」という成分を加工して作られる食物繊維の一種で、とろみや粘りなどを出す増粘安定剤としてや、食品の雑菌の繁殖を抑え保存性を高めるためなどに使われています。

このような添加物以外にも保湿や髪の毛のトリートメント、医療分野でも使われています。 またその他にも、キトサンや難消化性デキストリンが配合されているものもあります。 またその効能に関してもわかりやすく表示されています。

この難消化性デキストリンは、トウモロコシのデンプンからさらに難消化性成分を取り出し、調整した水溶性食物繊維のことで、糖の吸収スピードを緩やかにする、整腸作用、脂肪の吸収スピードを遅らせる、内臓脂肪を減らす、ミネラルの吸収を促すなどの働きがあります。

ですから、このように青汁に含まれている成分とその効果について説明されていることで、「コレステロール値を減らしたいからキトサン入りだな」「血糖値を気にしているから難消化性デキストリンが含まれたほうかな」と商品の効能を踏まえて選ぶことができるのです。

特定保健用食品の青汁について、特性などお分かりいただけましたでしょうか。ご自身の体質などに合わせて必要な成分を摂り入れることができたらいいですね。

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