青汁はお湯で溶かしても大丈夫なの?

青汁、ホットで飲みたい

普段は冷たい牛乳や水を加えて飲むことが多い青汁ですが、冬場など特に寒い時や風邪をひいた時などは温かくしてホットで飲みたいという方もいらっしゃると思います。 ただ、青汁に含まれているビタミン類の中には熱に弱い栄養素があります。お湯で溶かして飲んでも栄養素には支障がないのでしょうか。

青汁をお湯で溶かして飲むと栄養素が壊れる?加熱のメリットデメリット

青汁をお湯で溶かして飲むほか、もともと冷たい青汁を加熱して飲む場合、栄養素が壊れてしまう恐れがあるのでしょうか。 青汁に含まれるビタミンCが熱に弱いといわれていますが、実際はビタミンCそのものが熱に弱いというわけではないようです。

実際に水の温度が30℃、40℃、60℃とそれぞれ違うものにビタミンC溶液を混ぜ、時間をおいてから再度濃度を測る実験があります。 すると水の温度に関わらずビタミンCの濃度には変化がほとんど出ないということが実験で明らかになりました。

このビタミンCが熱に弱いといわれる所以は、「酸化型ビタミンC」といって、ビタミンCが空気にさらされることで酸化が進み、分解が早くなるからだそうです。 そしてこの酸化型ビタミンCにさらに熱を加えることで、より分解反応が早く進むといわれています。

上記の実験結果からいうと、60℃ぐらいまでの温度のお湯で溶かして、しかも短時間で飲むことができれば、ビタミンCの破壊など特に気にせず飲むことができるでしょう。

熱により強いお湯で割って飲める青汁タイプ?

青汁の製造方法に「加熱処理」と「非加熱処理」というものがあります。 一般的な粉末青汁では、原材料をそのまま加熱→乾燥させてから粉末化する加熱処理を施されているので、温めても栄養価が壊れにくいといわれています。 加熱処理された青汁はホット青汁やお菓子などの調理にむいているというメリットがあります。

一方、「遠赤外線低温乾燥製法」「スプレードライ製法」「フリーズドライ製法」という非加熱タイプも見られますが、こちらは加熱処理されない分、生の野菜に含まれている栄養素に限りなく近い成分を摂りこむことが可能です。 どちらにせよ作ったらすぐに飲むというようにするといいでしょう。

お湯で割った青汁のおいしい飲み方

ホットの青汁にハチミツは特におすすめ。お湯で飲むとなると苦みなどをより感じてしまうこともあるようです。 その苦みをなくすためにコップ1杯程度の青汁には小さじ1杯くらいのハチミツを入れてみるとまろやかになっておいしく飲めるでしょう。 そのほか、ホットミルクや甘酒などに溶かして飲むのも自然な甘みが加わっておいしくいただけます。

まとめ

青汁をお湯に溶かして飲むことはさほど問題ないということがわかりました。 ただ作ってすぐ飲むということが、青汁に含まれている栄養素を最大限に摂りこむ過程で重要なポイントではないかと思います。

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