中性脂肪を青汁が減らしてくれる?

中性脂肪って何?

はじめに「中性脂肪」とは、身体についたぶよぶよとした贅肉や皮下脂肪のことをさします。 中性脂肪は、体を動かしていくための必要なエネルギー源ですし、寒さから身を守るなど決して悪いものではありません。

ただ、血中の中性脂肪が高すぎた場合「脂質異常症」という状態になり血管の動脈硬化の原因になります。 動脈硬化は体内であまり自覚症状のないまま進んでいくので「サイレントキラー」と呼ばれ、ある日突然心筋梗塞や脳梗塞、狭心症など重症化してしまう例も少なくありません。

体内の中性脂肪の値は、運動やバランスの取れた食事などでコントロールすることも可能ですが、青汁にも中性脂肪をできるだけ体内に排出してくれるような栄養素が含まれていますので、中性脂肪が気になるという方におすすめです。

青汁の原材料に含まれるビタミン・ミネラル、亜鉛などが効果的

青汁に使われている緑黄色野菜自体に、ビタミン類やミネラルが豊富に含まれています。

ビタミンCやビタミンEには、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑えたり動脈硬化を予防したりする効果が期待できますし、大麦若葉などに含まれる亜鉛には、インシュリンの合成やコレステロールが蓄積するのを防ぐ効果があります。

またその他にも使われている原材料に含まれる食物繊維も含まれているので、余分な脂肪や排出物を絡めとり体外に排出してくれます。

「キトサン」や「デキストリン」が含まれる青汁にも期待!

青汁の商品の中には「キトサン」や「デキストリン」という成分を含んだものがあります。 これは、本来の緑黄色野菜で作られた青汁の効果をさらにアップさせる効果や補う効果があるとみられます。

まずキトサンはカニやエビなど甲殻類に含まれる「キチン」という物質が精製されたもので、胃酸に溶けやすく動物性の食物繊維ですので、食物繊維としての働きをします。 ダイエット食品や特定保健用食品、サプリメントなどにもよく使われています。

このキトサンもまさに中性脂肪を減らすのに効果的。一つは余分な脂質や糖質を絡めとって体外に排出します。 もう一つはキトサンが体内の水分を吸収し膨れる習性があることから、満腹感を得ることができ、食事量を減らすことにつながります。

食事量が減ると自然と摂取カロリーが減るので肥満予防にも効果的というわけです。また体内の中性脂肪だけでなく、コレステロール値の改善や肝臓から分泌されるインスリン量の調節もしてくれるので、血糖値の上昇も穏やかにしてくれます。

またデキストリンに関しては青汁に含まれている食物繊維の効果を補う働きがあります。 青汁に含まれている主な食物繊維は不溶性食物繊維で、水溶性食物繊維が少ないため、デキストリンを配合することにより、補うことができます。

水溶性食物繊維はキトサンに含まれる効果と同じく血糖値の上昇を穏やかにするなどの効能があります。 配合されているかそうでないかは製品によって異なりますので、購入時にパッケージを確認してみましょう。

青汁が中性脂肪を下げる効果がお分かりいただけましたら幸いです。ちなみに「キトサン」については甲殻類から採取された成分なので、エビ・カニアレルギーをお持ちの方は摂取する際はくれぐれもお気を付けください。

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